行政書士は庶民の身近な法律家

(第一巻 行政書士の基礎知識)

行政書士試験を目指すみなさんは、すでにこの職業についてご存知かもしれませんが、まずはこの職業の概要について触れてみましょう。

例えば、自慢の手作りスイーツを振舞うカフェを開店したいと考えていたとします。
お菓子作りの腕前はプロ級だし、カフェに最適な物件も見つけています。店内の装飾品やキッチンの備品、テーブルやイスなども発注済み。さて、営業の許可はどこでもらえばいいのでしょう…

そんなときに活躍してくれるのが、行政書士。
飲食店の開業だけではなく、会社設立や建築業、産業廃棄物業などの特殊な業種の営業許可が必要なときなどに、依頼主に代わって書類を作成し、その書類を役所に申請したりといった業務を行うのです。
さらに、自動車の車庫証明や相続や遺言に関すること、外国人のビザ申請など、生活に密着した業務もこなしています。
各種契約書の作成など細かな書類も含めると、その数は数千から一万種類にも上ると言われているそうです。

同じ士業でも弁護士の場合、広く認知されている職業ではありますが、訴訟を起こさない限り、実際にお世話になる機会はあまりありません。
しかし、行政書士の仕事のジャンルはあらゆる分野に渡っていて、実は私たちの生活に密着した存在であることに気付かされます。
行政書士は、弁護士と同じように法律を駆使して働く士業であり、訴訟には至らない些細なトラブルや問題を解決してくれる“一番身近な法律家”と言えるのではないでしょうか?

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